くそ些細なことでも喧嘩します。

動画に夢中になって夜遅くに風呂に入ろうと急いで一階に下りたら足元にあった段ボールを蹴り飛ばしてしまった。

しかし、それよりも先に風呂が優先だと思い、放置した。

風呂から上がって段ボールを見ると、途端に面倒くささが襲ってきて、そのまま二階に上がろうとしたら、「おい、直せよ、それ」と兄貴に言われた。

自分のことを障害女と言ったあの兄貴から、今一番家で話しかけられたくないランキング1位のあの兄貴から偉そうに「おい、直せよ、それ」……。

反射的に「あ?」と返した。

兄貴「お前が倒しただろ、直せ」

イライラしながらウーロン茶六本入の空の段ボールを潰して平にしてやる。「こんな時ばっかりよくしゃべるよな、お前。他のもん全く片づけないくせに。」と言いながら。

兄貴には何回か現れる侵入経路不明のGを代わりに片づけてもらっているが、正直、その時のありがたみは余裕で消えるくらいイラついた。

段ボールを片し終わって、二階に上がる途中で空になったままの段ボールを潰さずに放置してる奴がいることに気が付いた。もし仮に、空の段ボールを狭い廊下に置いてなかったら自分が蹴り飛ばすこともなかったし、空になった時点でそいつが段ボールを潰しておくべきだったはずだ。

私はウーロン茶を箱から取り出した記憶がない。

だから必然的に両親か、兄貴しかいないことになる。

もし空の段ボールを放置したのが兄貴だった場合は殺意が芽生えてくる。

正論気取りの兄貴が片づけ損ねた物に私はつまづいて、後片付けまでさせられたことになる。

せめて親父のせいであってほしい。じゃないとあいつの私物を全部切り刻んで風呂場で燃やしてしまいたくなる。

自分のこういう発想が時々怖くなる。こんな時サイコパスと呼ばれる人たちがいかに異常かよくわかる。

そもそも障害女呼ばわりしたことを謝ってもらってすらいないというのに(正直もう許す気がないので今更謝られても意味ないが)なぜこいつの言う事を聞かないといけないのか。

数日たっても悔しすぎて忘れられず、しかも母は兄貴が言っていることは正しいとか言って些細な事で怒りすぎだよね~とかいう共感など全くしない。

てか、気持ち悪いので今後共感なんてしないでいいけど笑。これは昔からなので慣れているし、自分も無駄に共感するのは好きではないので、人のことは言えないが、息苦しい家だなと住んでて本当に思う。

この家に癒しなどない。

 

喧嘩繋がりで、近所で数週間の頻度で派手な物音がする家の事で母から情報が入った。

どうやら思春期の子供が部屋を兄弟と分けてほしくて揉めていたらしい。

それを聞いて、ああ、やっぱり警察なんて大袈裟で余計なことをしてしまったなと思っていたら、どうやら部屋を予定より早く作ることにしたらしく、近々工事が始まると奥さんから迷惑かけますと断りの連絡があったらしい。

めちゃくちゃいい家だぁ、いいなあ……なんか、ほんとすいませんでした。

物事を大きくしてしまったのは自分だった……ビジネスなら焼き土下座案件だと思います。

 

この気持ちを紛らわせる為に焼酎開けようと思います。